院内感染対策の地域連携カンファレンス

検査科の有住です。

当院では院内感染対策委員会という組織があります。活動は様々で、文字通り「院内での感染症の拡大」を防止する為の委員会です。この委員会では医師・薬剤師・看護師、そして私の職種である臨床検査技師の4職種が中心にチームを組んで活動しています。(もちろん、実践は病院の全職員でやります)

その活動の中で、地域連携カンファレンスという活動があります。他の施設と連携して、当院の活動の評価であったり、最新の感染症情報を共有したりします。

地域連携カンファレンスを当院では熊本赤十字病院と公立多良木病院を中心として様々な施設と連携させてもらってます。今回は11月10日~11日に公立多良木病院と東病院(あさぎり町)と当院の3施設で地域連携カンファレンスを行いました。会場は東病院にて行われ、手指消毒や細菌の検出状況などを中心に協議してまいりました。

感染症は目には見えず、人から人へ伝染する厄介な病気です。しばらく前になりますが、リオオリンピックで抗菌薬が効きにくい細菌も話題になりました。

現在では交通インフラの整備によって、人に移動が容易・高速・長距離になってきました。それによって感染症の拡大も懸念されますので、対策も必要になってきます。

今回は、感染対策委員会の活動の1つである地域連携カンファレンスを紹介させていただきました。

ちなみに、次回の公立多良木病院と東病院との地域連携カンファレンスは6月に小国で開催予定です。球磨郡の方々に小国の魅力を感じていただけるといいな~。(もちろん感染対策がメインです…)