試行錯誤
『試行錯誤』
小国公立病院 設備(広報委員) 渡邉あゆみ
いよいよコロナワクチン接種の時期になりました。
医療従 事者先行接種ということで、3月上旬にコロナワクチンが届きました。
届いたのですが・・・問題が発生。
コロナワクチンの取り扱いには「衝撃・振動注意」らしく、コロナワクチンを収納保管が出来るサイズの「アンプル立て」がない!!と宮崎薬剤師が「助けて~」私のところへやってきました。
色々試すも、ジャストフィットするケースがなく、困った様子。
ネットで探すも、同じ悩みを抱える薬剤師さんが全国にいるのでしょう、「在庫なし」
じゃあ、自分たちで作ろう!!と、宮崎薬剤師と佐藤総務主任と私で、試作品製作開始。
衛生面、衝撃吸収、安定性を求められました。
そして第1号の試作品。
スポンジに熱したハンダごての先を、等間隔に丸く溶かし、アンプルが収納できるように作って見ました。洗えるし、衝撃も吸収するし、安定する。しかし、見栄えが・・・とりあえず保留。
丸い穴が開いている材料を、病院内で探しては試しの繰り返し。
お店に行っては見つけ、ネットでヒントになる材料を探し・・・探し求め続け2日過ぎ・・・
そして3日目、ついに見つけました!!
衛生面+衝撃吸収+安定性はクリア。しかも安価!!
100円ショップのケースに100円ショップで購入した滑り止めマットを敷き、購入してきたちょっと大きめのビニールホースを1cm幅でカット。グルーガンを使用し接着。黒いホースは、ひっくり返すことで摩擦が減り、スムーズに出し入れ出来るようになりました。佐藤総務主任の発見でした。
アンプルを入れてみました(画像は使用後のアンプルです)
10個ずつ区分けした配列にして、使用状況が混乱しないように、色分けしました。完成度はさておき、見た目はなんか綺麗です。
使用感も今のところ問題無く、これで完成としました。町民の皆さんの接種の時、役に立っていればいいのですが。。。
何より、3人であぁ~でもない、こぉ~でもないと試行錯誤していた時間が、楽しい時間でした。
また、何か作りましょうかね。