小国公立病院の建物

コンセプト Concept

北里柴三郎のスピリッツが息づく地で
地域を守る医療を。

地域社会と調和した包括的な医療を提供します。患者と地元のニーズを深く理解し、アクセス可能で親しみやすい環境を整えることで、医療へのアクセスを向上させます。

地元の伝統や文化を尊重し、地域コミュニティと協力して健康促進活動を展開。先進技術と専門知識を駆使し、高度な医療ケアを提供する一方で、患者と家族のコミュニケーションを大切にし、信頼と安心感を築くことを目指しています。

医療だけでなく、地域への貢献も重視し、教育プログラムや予防キャンペーンを通じて地元住民の健康を支える。公立ならではの公平性と公共性を強調し、熊本小国郷の人々が誇りを持ち、安心して利用できる医療機関として、地域と共に歩む存在となることを目指します。

院長・管理者挨拶 Message

院長・管理者の写真

小国郷公立病院組合 
病院事業管理者

片岡 恵一郎

Kataoka Keiichirou

令和6年度初頭のご挨拶

令和5年度は小国郷公立病院組合にとって、変化の年でした。
医療資源の不足をデジタル技術で補うための「小国郷医療MaaS・DX推進事業」が国のデジタル田園都市国家構想に採択され、おぐにサテライト診療所を開設するとともに、オンライン診療車「柴三郎号」の運行を開始しました。この支援金の採択は、通常都道府県や市町村などの行政が受けるものですが、病院組合として全国で唯一の採択例となり、少ないスタッフの中、非常にタイトなスケジュールで事業を進める必要がありました。多くの関係者の皆様にご支援いただき、なんとか単年の事業をほぼ計画にそって遂行し、おかげさまで令和6年度以後の事業につなげることができました。昨年度、国の事業として導入された医療資源を十分に活用し、今年度も医療MaaS事業、医療DX事業の推進を継続して参ります。

さて、令和6年度、小国郷公立病院組合には、新しい風が吹いています。4月に医師1名、看護師3名、派遣として勤務していた事務職員4名が新入職、6月に看護師2名、秋前には新たに医師1名を迎える予定です。さらに副総看護師長の新任、病棟看護師長の新任など、少しずつ次世代へのシフトが進んできております。また電話の自動音声応答を導入したり、ホームページのリニューアル等、事務的システムのリニューアルも少しずつ行なっているところです。外来・病棟の傷んでいる場所の改修も順次行っております。

小国公立病院、おぐに老人保健施設、おぐに訪問看護ステーション、おぐにサテライト診療所の4つの施設の間の連携をより強くして、組合としてのチーム力を上げていくことも重要です。ICTを使った情報共有で効率化を図るとともに、コロナ禍で失いかけた身体性を伴ったコミュニケーションをも大事にしていくという目標を掲げています。

令和4年度末に地域医療構想調整会議で、小国公立病院の「地域密着型多機能病院」としての役割が明らかにされ、令和5年度には公立病院経営強化プランを策定し、今後5年間の病院組合運営の青写真が出来上がりました。

小国郷の地域を次世代につなげていくために必要な医療・介護システムをインフラとして整え、地域の皆様の人生に寄り添う医療を提供できる様、スタッフ不足を織り込んだ上で、小国郷公立病院組合は常に変化を続けていく必要があります。
この小さな国での取り組みが、大きな国のモデルとなる様、グローバルにつながるローカル目線での地域医療・地域ケアを創り上げていきたいと思っております。
引き続き、皆様のご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

院長・管理者の写真

小国公立病院 院長

堀江 英親

Horie Hidechika

地域を支える医療機関として
常に変化に対応し
持続可能な社会を皆様と共に

ホームページをご覧頂きありがとうございます。

はじめに、2024年元日の能登半島地震において被災された方々にお見舞い申し上げます。また、ボランティア活動など支援にご尽力の方々におかれましては、あらためて敬意を表します。
当組合でも、介護支援派遣や募金、献血活動などを行いながら、早期の復興を祈っております。

小国公立病院は、小国郷の唯一の病院であり、老人保健施設や訪問看護ステーションや診療所も併設しており、医療のみでなく、福祉や社会活動も含み、幅広い分野で地域の方々や団体と連携をとりながら活動しております。
医療介護とも年々変化があり、また多数の専門職が必要です。医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、理学・作業療法士、社会福祉士、介護士、医師事務作業補助、看護補助、医事、会計、総務など、それぞれ最新の情報を取り入れ仕事を行っていきます。
昨今は、役割分担と連携の重要性が再認識されています。個々の仕事の専門性を高めつつ、多職種の役割を理解し、協調、連帯して安全安心な医療を提供できるよう心がけております。
近年における当院のもっとも大きな変化は、手術を停止したことです。その主な理由は、人員不足です。手術には、少なくとも執刀医、手術助手、麻酔科医、器械介助、調整外回り、など手術室だけで5人以上必要となります。手術前にはレントゲン検査や、血液検査、輸血用の血液の搬送など、他にも人手を要します。また、症例は多くはない中で、安全配慮事柄が多く、血液の常備できず、最新の設備の維持も困難でした。救急車やヘリ搬送も可能という事情もありました。地元で手術が受けられないのは残念で、心苦しくはありますが、人口も減りつつある環境でもあり、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。また、手術をお引き受けいただける病院様におかれましては、感謝を申し上げ、今後も何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、新しく医療MaaSをはじめました。看護師が補助し、病院に行かなくても不安なくオンライン診療を続けられるシステムです。患者様の利便性が向上し、医療へのアクセス向上に寄与しています。
今後も、地域を支えていく医療機関として常に変化に対応し、持続可能な社会を皆様と一緒に築いていきたいと存じます。引き続き、皆さまのご支援、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。

基本理念・基本方針 Management / Policy

  • 地域中核医療機関として、
    医療保健福祉の増進及び連携に努めます。

  • 患者様の人権を尊重し、
    患者様の立場に立った医療に努めます。

  • 職員は、医療人としての自覚をもち、
    常に質の高い医療サービスを提供します。

  • 地域住民の皆様に
    信頼される病院を目指します。

病院概要 Hospital overview

病院名称
小国公立病院(おぐにこうりつびょういん)
団体名
小国郷公立病院組合(おぐにごうこうりつびょういんくみあい)
構成町村
小国町、南小国町
開設者
組合長 渡邉 誠次
病院事業管理者 / 院長
病院事業管理者:片岡 恵一郎 / 院長:堀江 英親
診療科目
総合診療科、外科、産婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、胃腸科、循環器科、整形外科、皮膚科、こう門科、泌尿器科、精神科(物忘れ外来)、麻酔科/14科
病床数
病床数 73床
病院指定
救急告示病院
阿蘇郡病院群輪番制病院
へき地医療拠点病院
職員内訳(R6.6.1現在)
医師 … 7名
総合診療科4名(うち1名循環器科兼任)、外科2名 小児科1名

非常勤医師:総合診療科、整形外科、産婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、 皮膚科、循環器科、泌尿器科、精神科(もの忘れ外来)
医療技術員 … 13名
薬剤師 … 2名、臨床検査技師 … 4名、診療放射線技師 … 2名、管理栄養士 … 1名、理学療法士 … 4名
看護師、准看護師、看護助手 … 65名 (臨時職員含む)
事務局 … 19名 社会福祉士(ソーシャルワーカー) … 2名
その他 … 4名
委託:清掃 … 3名 (九州ビルサービス)  給食 … 7名 (九州フードサプライ)
敷地面積
7008.29㎡
構造規模
鉄筋コンクリート造3F、塔屋2F、エネルギー塔1F … 延4386.18㎡
駐車場
90台収容

+ Access アクセス

所在地
〒869-2501 熊本県阿蘇郡小国町宮原1743

+ History 沿革

1953 〜 1999

  • 1953

    4月
    4/1国民健康保険小国町立病院として開設診療科目 内科、外科、産婦人科病床数 一般23床 伝染病床14床
  • 1954

    9月
    一般病床31床増床
  • 1956

    1月
    結核病床50床増床
  • 1961

    4月
    4/1小国町と南小国村の一部組合が結成され、小国町外一ヶ村公立病院組合小国公立病院となる。
  • 1965

    11月
    小児科、耳鼻咽喉科増設
  • 1966

    --
    一般病床33床増床(合計151床)
  • 1967

    4月
    公営企業法一部適用
  • 1970

    6月
    組合名称を小国町外一ヶ町公立病院組合に改める
  • 1980

    10月
    眼科増設
  • 1984

    5月
    伝染病床委託 病床数69床に変更
  • 1985

    3月
    老朽化に伴い、鉄筋コンクリート造に全面改築結核及び伝染病床を廃止し、一般病床80床とする。
    4月
    4/30診療開始
  • 1986

    1月
    基準看護承認
  • 1987

    12月
    救急告示指定
  • 1988

    10月
    基準看護一類承認
  • 1989

    10月
    基準看護特一類承認
  • 1992

    5月
    基準看護特二類承認
    6月
    脳神経外科増設
  • 1993

    4月
    阿蘇郡病院群輪番制病院運営開始
    整形外科増設
    7月
    呼吸器科増設
  • 1994

    10月
    新看護(2.5対1看護、10対1看護補助、看護A加算)承認
    12月
    脳神経外科診察室増設(70.5㎡)
  • 1995

    4月
    院外処方開始(老人のみ)
    12月
    自動消火設備設置(パッケージ型)
  • 1997

    9月
    平成9年度救急医療功労者知事表彰
  • 1998

    9月
    胃腸科、こう門科を追加
  • 1999

    5月
    5/1おぐに訪問看護ステーション開設
    6月
    6/1おぐに老人保健施設開設
    6/1老人保健施設開設に伴い一般病床75床とする。

2000 〜

  • 2000

    4月
    4/1院外処方全面開始 (介護保険法施行)
  • 2001

    3月
    おぐに老人保健施設周辺整備工事
  • 2002

    4月
    おぐに老人保健施設通所定員20人から30人に変更
  • 2003

    9月
    1階に売店オープン
    12月
    MRイメージング装置を導入
  • 2004

    3月
    厚生労働省臨床研修病院指定
  • 2005

    10月
    CTスキャナ装置を更新
  • 2006

    9月
    乳腺撮影装置(マンモグラフィ)を導入
  • 2007

    4月
    産婦人科週2回診療となる
    9月
    X線テレビ装置、X線一般撮影装置を更新
  • 2010

    10月
    泌尿器科増設
  • 2011

    4月
    精神科(もの忘れ外来)増設
  • 2015

    1月
    電子カルテ導入 
    11月
    公共施設低炭素化設備(LED照明、太陽光発電) 
  • 2016

    3月
    脳神経外科閉鎖
  • 2018

    3月
    入院基本料(10:1看護)承認
    8月
    地域包括ケア病床承認(19床)
  • 2019

    6月
    地域包括ケア病床承認(3床)
    9月
    一般病床73床(一般41床、地域包括ケア病床32床)

医師紹介 Doctor introduction

病院長

堀江 英親

Horie Hidechika

専門
外科
経歴
卒業大学
  • 熊本大学
認定・専門医・所属学会
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

小国郷公立病院組合 
病院事業管理者

片岡 恵一郎

Kataoka Keiichirou

専門
循環器
卒業大学
  • 大分医科大学
認定・専門医・所属学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓病学会
  • 日本高血圧学会
  • 日本内科学会

外科部長

桑原 暢宏

Kuwahara Nobuhiro

専門
外科・消化器外科
卒業大学
  • 宮崎医科大学
認定・専門医・所属学会
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会
  • 日本内視鏡外科学会

小児科部長

大崎 琢磨

Osaki Takuma

専門
小児科全般
卒業大学
  • 熊本大学
認定・専門医・所属学会
  • 日本小児科学専門医
  • 日本小児科学会

総合診療科

小野 悠美

Ono Yuumi

専門
総合診療科
認定・専門医・所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本超音波医学会

総合診療科

井上 大暉

Inoue Hiroki

専門
内科・呼吸器科
認定・専門医・所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会

木下 聰

Kinoshita Satoshi

専門
精神科
認定・専門医・所属学会
  • 日本精神神経学会
  • 日本総合病院精神医学会
  • 精神保健指定医

施設基準承認事項 Approval matters

当院では下記の基本診療の施設基準の届出を受理されています

  • 一般病棟入院基本料 (急性期一般入院料5)
  • 救急医療管理加算
  • 診療録管理体制加算2
  • 急性期看護補助体制加算 (25対1 看護補助者5割以上)
  • 医療安全対策加算2
  • 感染防止対策加算2
    - 連携強化加算 - サーベイランス強化加算
  • 後発医薬品使用体制加算1
  • 病棟薬剤業務実施加算1
  • データ提出加算1
  • 入退院支援加算1
  • 認知症ケア加算3
  • せん妄ハイリスク患者ケア加算
  • 地域包括ケア入院医療管理料1
    - 看護職員配置加算 - 看護補助者配置加算
  • 入院時食事療養(1)
  • がん性疼痛緩和指導管理料
  • がん治療連携指導料
  • 在宅療養支援病院
    (別添1の「第14の2」の1の(1)に規定する在宅療養支援病院)
  • 在宅時医学総合管理料及び施設入居時等医学総合管理料
  • 検体検査管理加算(1)
  • CT撮影及びMRI撮影
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激交換術
  • 医科点数表第2章第10部手術の通則16に掲げる手術(胃瘻造)
  • 酸素単価
  • 看護職員処遇改善評価料64
  • 情報通信機器を用いた診療に係る基準

小国公立病院経営強化プラン Strengthening plan

令和4年3月29日付総財準第72号で総務省自治財政局長通知により「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」が策定され、このガイドラインを踏まえ、公立病院の経営強化に取り組むよう通知がありました。

公立病院経営強化プランの内容としまして、

  • 役割・機能の最適化と連携の強化
  • 医師・看護師等の確保と働き方改革
  • 経営形態の見直し
  • 新興感染症の感染拡大時等に備えた平時からの取組
  • 施設・設備の最適化
  • 経営の効率化等

となっております。
これを踏まえ「小国公立病院経営強化プラン」を策定しました。

財政健全化法に基づく公営企業の資金不足比率 Fiscal consolidation law

地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)
第22条第1項の規定により、年度決算に基づく資金不足比率について、次のとおり公表します。

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開設しました。

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